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【MailChimp】一斉メール配信(ブロードキャストメール)の送信方法

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MailChimpでHTMLメールの一斉メール配信の設定方法をお探しの方向け。

 

顧客リスト(Audience)にニュースレターや、商品・サービス・新しいキャンペーンを送信する時は、「一斉メール配信」ではなく、「ブロードキャストメール(Broadcast Email)」と呼んでいます。

国内のメール配信システムは「一斉メール配信(一斉送信)」と呼んでいる場合が殆どです。

この記事では、MailChimpでHTMLメールの一斉メール配信(ブロードキャストメール)の設定方法を解説します。

MailChimpでメールマガジンを作成する手順

最初に、MailChimpでメールマガジンを作成する手順を解説します。

  • 手順①:新規キャンペーンの作成
  • 手順②:キャンペーンの送信設定
  • 手順③:メールテンプレートの選択
  • 手順④:HTMLメールの作成(画像・フッターの編集)
  • 手順⑤:プレビューとテスト送信で表示確認
  • 手順⑥:キャンペーンメール(メールマガジン)の送信

上記のとおりです。

手順①:新規キャンペーンの作成

ブロードキャストメールを送信するには、新規キャンペーンの作成を行います。

ちなみに、ブロードキャストメールとキャンペーンの違いは次のとおりです。

  • ブロードキャストメール → 一斉メールを配信すること
  • キャンペーン → 個々のメール配信、メールマガジン(ニュースレター)のこと

 

新規キャンペーンを作成するには、ダッシュボード(管理画面)にログインする必要がありますので、下記リンクをクリックしてログインして下さい。

公式サイト:MailChimp

 

ダッシュボードの右上にある「Create Campaign」をクリックします。

ポップアップが表示されますので、「Email」を選択して下さい。

下図「Create an email」という画面が表示されますので、①「Campaign Name(メールマガジン名)」を入力して、②「Begin」をクリックして下さい。

Campaign Name(メールマガジン名)は後で編集できます。

下図の画面が表示されますので、ここでキャンペーン(メールマガジン)の送信元情報や、件名の編集、メール本文の編集などを行います。

手順②:キャンペーンの送信設定

キャンペーンの送信設定を行います。

ちなみに、キャンペーン名の下にある「Edit name」をクリックすると、キャンペーン名を編集できます。

キャンペーンの送信設定で行う編集は次の4ヶ所です。

  • ①To (Who are you sending this campaign to?)
  • ②From (Who is sending this campaign?)
  • ③Subject (What’s the subject line for this campaign?)
  • ④Content (Design the content for your email.)

上記の順に設定方法を解説します

①To (Who are you sending this campaign to?)

「To」では、送信対象となるAudience、セグメント・タグ、受信者名の表示設定などを行います。

1つ以上の送信先リスト(Audience)を登録している方

1つ以上の送信先リスト(Audience)を登録していると、下図赤枠「Edit recipients」というボタンが表示されますので、ここをクリックして送信対象となるAudienceやセグメント、タグを設定します。

アカウントを登録してリストのインポートをしていない方

アカウントを登録してリストのインポートをしていない方や、顧客リスト(Audience)の登録が無い方は下図のように表示されますので、「Add Recipients」をクリックしてリストを登録しましょう。

「顧客リストを持っているけどMailChimpにリストをインポートしていない」という方は、リストをインポートしましょう。

詳しくは「【MailChimp】リストをインポートする方法【顧客リスト登録】」をどうぞ。

リストの登録が無いと表示されますので、「Import Contacts」をクリックします。

リストの登録方法を選択します。とりあえずテストで自分のアドレスを登録するので「Copy and paste」を選択します。

CSVファイルでメールアドレスをお持ちの方は、「Upload file」を選択してファイルをアップロードしましょう。

「Copy and paste」を選択すると、下図赤枠内にリスト情報の入力欄が表示されますので、メールアドレスを入力します。

①メールアドレスを入力して、②「Continue to Organize」をクリックします。

入力したアドレスの登録・登録解除を選択しますので「Subscribed」になっていることを確認して「Continue to Tag」をクリックします。

登録したメールアドレスにタグを設定できる画面に移動しますが、登録する必要はないので、「Continue to Match」をクリックします。

登録したメールアドレスの確認画面が表示されますので、「Finalize Import」をクリックします。

登録が成功したので、「Complete Import」をクリックします。

登録成功の画面が表示されますので、「Return to Campaign Creation」をクリックしてメール編集画面に戻ります。

メール編集画面に戻ると下図のように表示が変わっていますので、「Edit recipients」をクリックして下さい。

Audienceやセグメント・タグの選択

メールの送信先となるAudienceやセグメント・タグを設定します。

 

ちなみに、MailChimpのセグメントやタグの意味については「Mailchimpのグループとセグメントとタグの違いを解説【基礎知識】」をどうぞ。

各項目の設定方法は次のとおりです。

  • ①Audience:あなたの会社名・屋号(有料アカウントで複数のAudienceがある場合はここで送信対象となるAudienceを選択します)
  • ②Segment to Tag:アカウント登録したばかりの方はこのままでOK(セグメントやタグでAudienceを管理している方は、セグメントやタグ別にメールを送信できます。)
  • ③Personalize the “To:” field:メールの「To:」の部分にメールアドレスではなく、名前を差し込むことができます(フォームに名前を登録してもらう場合は必ず設定しましょう。迷惑メールに入りにくくなります)。
  • ④Save:保存ボタン
「Personalize the “To:” field」の補足説明

「Personalize the “To:” field」にチェックを入れると、以下4つの選択肢が出現し、どのように名前を表示するかを選択できます。

  • 「*|FNAME|*」:ファーストネーム(例:To:Michael)
  • 「*|LNAME|*」:ラストネーム(例:To: Jackson)
  • 「*|FNAME|* *|LNAME|*」:フルネーム(例:To: Michael Jackson )と表示されます。
  • 「Custom」:日本語の場合、 *|LNAME|**|FNAME|*さん(若しくは様) と入力すると、「山田太郎さん(若しくは様)」と表示されます。
メルマガ登録フォームや、リストをインポートする際に名前を設定していない方は「Personalize the “To:” field」は使いません。

②From (Who is sending this campaign?)

「From」では、送信者情報の設定を行います。

「Add From」をクリックして下さい。

①送信者名を変更し(初期設定では「First Name」)、③Saveをクリックします。

②のメールアドレスを変更するような事は殆ど無いと思います。

送信者名を入力する際、全角日本語で直接入力すると、うまく入力できないと思いますので、テキストファイル等に入力してからコピペすると上手く変更できます。

③Subject (What’s the subject line for this campaign?)

「Subject」では、キャンペーン(メールマガジン)の件名やプレビューテキストを編集します。

「Add Subject」をクリックして下さい。

メールの件名やプレビューテキストを設定します。

各項目の設定方法は次のとおりです。

  • ①subject:メールの件名を入力します
  • ②Preview text:パソコンでメールを見ると、件名の隣に表示される文章です。
  • ③Save:入力しましたら、「Save」をクリックして設定を保存して下さい。
件名とプレビューに顔文字を入力できます。入力欄の右端に顔文字のアイコンが表示されていますので、ここをクリックすると顔文字を選択できます。

④Content (Design the content for your email.)

「Content」では、メールテンプレートの選択と、メール本文の編集を行います。

下図赤枠内の「Design Email」をクリックします。

手順③:メールテンプレートの選択

メールテンプレートを選択します。

MailChimpは、多くのメールテンプレートが用意されています。

ちなみに、下図はシンプルなメールレイアウトです。

プレーンテキストのテンプレートも用意されています(画面下にスクロールすると「Simple Text」というテンプレートがあります)。

 

他にも、「Themes」というタブをクリックすると、おしゃれで見栄えの良いテンプレートを選択できます。

カテゴリ分けされているので、業種にあったテンプレートを見つけることができます。

メールテンプレートのプレビュー表示

マウスカーソルをテンプレートの上に移動させると、虫眼鏡のアイコンが表示されますので、アイコンをクリックするとテンプレートのプレビューが表示されます。

下図はパソコンでメールを開いた時のプレビューです。

下図赤枠内の「Mobile」をクリックすると、スマートフォンのプレビューが表示されます。

右上の「×」をクリックすると、プレビューが閉じます。

手順④:HTMLメールの作成(画像・フッターの編集)

それでは、HTMLメールのテンプレートを使ってキャンペーンメールを作成します。

本記事では、ベーシックな1Column(カラム)のテンプレートを使用して、キャンペーンメールを作成します。

以下の順番で解説します。

  • メールテンプレート選択
  • メール本文の編集項目の解説
  • ロゴの追加方法
  • メール本文の編集方法
  • SNSボタンの編集方法
  • フッターの編集方法
  • ブラウザ表示の設定

上記のとおりです。

メールテンプレート選択

使用するテンプレートを選択します。

メール本文の編集項目の解説

メールの編集画面が表示されますので、ここでメールを編集します。

メールはマウスカーソルを合わせると編集できるようになってますので、直感的な操作が可能です。

ちなみに、この記事で選択したテンプレートは必要最低限の構成となっていますが、必要に応じて右側にある項目をドラッグして好きな場所に差し込む事ができます。

各項目の詳細説明は次のとおりです。

  • ①Text:テキスト(文章を追加します)
  • ②Boxed Text:ボックステキスト(強調したい時に使用します)
  • ③Divider:区切り線を挿入する事により、コンテンツブロックを視覚的に区切る事ができます。
  • ④Image:画像を追加します。
  • ⑤Image Group:複数の画像を追加します。
  • ⑥Image Card:イメージカードを追加できます(画像と画像の説明)。
  • ⑦Image + Caption:画像と文章を追加できます。
  • ⑧Social Share:SNSのシェアボタンを追加できます
  • ⑨Social Follow:SNSアカウントのフォローボタンを追加できます。
  • ⑩Button:ボタンを挿入できます。
  • ⑪Footer:フッターを編集できます。
  • ⑫Code:タグ(HTML)を追加できます。
  • ⑬Video:動画のURLを追加すると、動画のプレビュー画像が表示されます(YouTube、若しくはVimeo)。

まずはメールの上部(ヘッダー)から順に編集していきましょう。

ロゴの追加方法

メール上部にロゴを追加してみたいと思います。

ロゴが必要無い方は、ゴミ箱アイコンをクリックしてブロックを削除しましょう。

下図の「Logo」と表示されているあたりにマウスカーソルを移動すると、編集枠が表示されますので、赤枠内の部分(ペンのようなアイコン)をクリックします。

右側メニューに画像の取得先の選択肢が出現しますので、「Replace」をクリックします(「Link」を選択してURLを入力すると、ロゴ画像の保存先URLからロゴデータを取得します)。

ファイルアップロード画面に移動しますので、右上の「Upload」をクリックし、アップロードするロゴ画像を選択します。

アップロードが完了すると、下図のようにロゴが追加されます。

メール本文の編集方法

メール本文の編集方法を解説します。

メール本文周辺にマウスカーソルを合わせると、先程と同じようにアイコンが表示されますので、①編集ボタンをクリックすると右側にビジュアルエディタが表示されます。

②ビジュアルエディタで本文を編集し、③「Save & Close」をクリックします。

試しに、下図のような文章を入れて「Save & Close」で保存します。

SNSボタンの編集方法

SNSボタンの編集方法を解説します。

SNSボタン周辺にマウスカーソルを合わせると、編集のアイコンが表示されます。

①アイコンをクリックすると、②SNSボタンの編集画面が開きますので、URLを編集し、③「Save & Close」をクリックして保存します。

SNSボタンの表示は必要無ければ、①編集アイコンの横にあるゴミ箱マークをクリックするとSNSボタンの表示自体を削除できます。

下図のように入力して保存します。

SNSボタンを増やしたければ、「Save & Close」の下にある「Add Another Service」をクリックすればSNSボタンを追加できます。

減らしたい場合は、SNSボタンの右側にある「̠⊖」ボタンをクリックするとSNSボタンを削除できます。

フッターの編集方法

フッター周辺にマウスカーソルを合わせると編集アイコンが表示されますので、クリックすると右側にビジュアルエディタで表示されます。

ここでフッターを編集できます。

フッター編集時の注意点

初期設定では下図のように「unsubscribe from this list(購読解除リンク)」や送信者の住所を表示するタグ「*|HTML:LIST_ADDRESS_HTML|*」等が挿入されています。

これらは削除しないようお気を付け下さい。

誤って削除してしまうと最終チェックの時にエラーとなってしまい、メールが配信されなくなることがありますので、ご注意ください。

また、無料アカウントの場合、 「*|REWARDS|*」 のマージタグは削除してはいけません(削除するとエラーが出ます)。

基本的にフッターは触らない方が無難だと思います。

以上で一通りメールの編集は完了です。

ブラウザ表示の設定

メール上部に「View this email in your browser」というリンクがありますが、これは、ユーザーがリンクをクリックすると、メールをブラウザで表示できる機能です。

必要無ければ削除しても良いですし、ブラウザで読んで貰いたい方は、このままにしておけばOKです。

「View this email in your browser」の編集が終わりましたら、画面右下にある「Save & Close」をクリックしてメールを保存します。

全ての編集が完了したらメールを保存する

メールの編集が完了しましたら、編集画面右上にある「Continue」をクリックします。

以上でメールの編集は完了です。

手順⑤:プレビューとテスト送信で表示確認

作成したキャンペーンを送信する前に、プレビューとテスト送信で表示確認を行いましょう。

  • キャンペーンメールをプレビューで確認する方法
  • キャンペーンメールのテスト送信

上記の順に解説します。

キャンペーンメールをプレビューで確認する方法

下図赤枠内の「Preview」をクリックします。

キャンペーンメールのプレビュー画面が表示されます。

下記はパソコンで見た場合の画面です。

プレビューの右側に「Header info」という項目の赤枠部分をクリックすると、メール登録者の名前の表示を確認できます。

下記赤枠部分をクリックすると、スマートフォンでの表示確認ができます。

確認しましたら、画面右上にある「×」をクリックしてプレビューを閉じて下さい。

キャンペーンメールのテスト送信

キャンペーンメールのテスト送信を行います。

下図赤枠内の「Send a Test Email」をクリックします。

ポップアップが表示され、テストメールの送信先を入力を求められますので、①テストメール送信先のアドレスを入力し、②「Send a Test」をクリックして下さい。

テストメールの送信先は複数指定できます。例えば、送信先が2つある場合、メールアドレスを「,(カンマ)」で区切ると2つのアドレスに送信されます。

送信完了画面が表示されますので、「OK」をクリックしてポップアップを閉じて下さい。

テストメールが送信されているか、メールボックスを確認してみましょう。

メールボックスにテストメールが届いてました。

以上でキャンペーンメールのテスト送信は完了です。

手順⑥:キャンペーンメール(メールマガジン)の送信

キャンペーンメールの表示確認を行いましたら、実際に送信しましょう。

画面右上の「Send」をクリックして下さい。

メール送信前の最終確認が行われますので、「Send Now」をクリックします。

「Send Now」をクリックすると送信が実行されます。

以上でキャンペーンメールの送信は完了です。

 

ちなみに、ステップメールや、シナリオ分岐のステップメールを作成したいという方は、以下の記事で設定方法を解説していますので、是非どうぞ。

 

まとめ

以上、MailChimpで一斉メール配信(ブロードキャストメール)の送信方法と、HTMLメールの編集方法を解説しました。

顧客リスト(Audience)が無いうちはブロードキャストメールは使わないかもしれませんが、少しでもリストが増えてきましたら、積極的にブロードキャストメールを配信しましょう。

 

 

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