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E-A-Tとは?SEOで重要視される理由と高め方のポイントを解説

【SEO】E-A-Tとは?Googleのコンテンツ評価指標を解説 SEO
  • E-A-Tって何?
  • SEO対策で重要視されているみたいだけど、言葉の意味や、どのような影響を受けるのか詳しく知りたい。

この記事では、こういった疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • E-A-Tとはコンテンツの評価指標となる概念のこと
  • E-A-Tの3要素
  • SEO対策でE-A-Tが重要視される理由1つ
  • E-A-Tを最も求められるYMYLの領域
  • E-A-Tの高め方のポイント

 

なお、本記事の筆者はブログ歴が13年以上あり、11年近くブログ収益でご飯を食べています。

主な収益源はブログ集客とアフィリエイトの2つで、いずれも上位表示を実現することで収益を発生させるため、SEO対策の重要性は身を持って知っていると自負しています。 

 

こういった経験をもとに、この記事では、Googleが公開しているSEO情報を元に、E-A-Tの言葉の意味や、SEOで重要視される理由、E-A-Tを高めるポイントを解説します。

E-A-Tとはコンテンツの評価指標となる概念のこと

最初に、E-A-Tの言葉の意味を解説します。

E-A-Tとは、Googleが公表する「検索品質評価ガイドライン」で定めたコンテンツの評価指標となる概念のことで、下記3つの要素から成り立ってます。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

そして、上記単語の頭文字をとって省略したものが「E-A-T」となります。

 

E-A-TはGoogleが公表している検索品質評価ガイドラインの中で下記のとおり定義されています。

3.2 Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T)

The amount of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (E-A-T) is very important. Please consider:

  • The expertise of the creator of the MC.
  • The authoritativeness of the creator of the MC, the MC itself, and the website.
  • The trustworthiness of the creator of the MC, the MC itself, and the website.

出典:Google General Guidelines.pdf

上記の内容を日本語に訳すと下記のとおりとなります。

専門知識、信頼性、信頼性(E-A-T)の量は非常に重要です。ぜひご検討ください。

  • メインコンテンツ作成者の専門性
  • メインコンテンツ作成者、メインコンテンツ自体、Webサイトの権威性
  • メインコンテンツ作成者、メインコンテンツ自体、Webサイトの信頼性

Googleはコンテンツの品質に高い「E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」を求めており、サイト運営者は必ず押さえておくべき重要な概念となります。

検索品質評価ガイドラインで重要視されているE-A-T

E-A-Tは検索品質評価ガイドラインの中で度々出てきますので、検索品質評価ガイドラインを読めばGoogleがいかにE-A-Tを重要視しているのかが分かります。

例えば、下記は検索品質評価ガイドライン中の一文ですが、メインコンテンツの品質がE-A-Tに影響するとの記載があります。

The quality oft he MC is one of the most important criteria in Page Quality rating, and informs the E-A-T of the page.

上記の内容を日本語に訳すと下記のとおりとなります。

メインコンテンツの品質は、ページ品質評価の最も重要な基準の1つであり、ページのE-A-Tに影響します。

 

つまり、品質が低いコンテンツは、E-A-Tが低いと判断され、E-A-Tが低いということは、検索順位の上昇は期待できないと考えて大きな間違いは無いといえます。

検索順位は他サイトとの優越で決まる相対評価

検索順位は基本的に、他サイトとの優越で順位が決定する相対評価です。

同じ内容のコンテンツでも、
一方はE-A-Tが高く、もう一方はE-A-Tが低ければ、当然、E-A-Tが高いサイトの方が順位は上がりやすくなります。

  • E-A-Tが高い → 高評価(上位表示されやすい)
  • E-A-Tが低い → 低評価(上位表示が難しい)

検索品質評価ガイドラインとは

検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)とは、Googleが「こういったサイトを評価する」、「こういったサイトは低評価する」などといった、コンテンツの評価指標を網羅的に記載しているガイドラインのことです。

2015年11月に公開されて以来、定期的にガイドラインの内容はアップデートされています。

 

Webサイトやブログ運営者は、全文を覚えなくともある程度の概要ぐらいは把握しておくと良いかもしれません。

ガイドラインは全文英語ですが、有志の方が翻訳版を公開してます

Google検索品質評価ガイドラインは全文英語で書かれていますが、有志の方が日本語に翻訳したファイルを公開しています。

ガイドラインの内容を詳しく知りたい方は、以下のファイルを確認しておきましょう。

 

なお、Google検索品質評価ガイドラインは定期的に内容が更新されており、現在の最新版は2021年10月版となっております。

2021年10月版で新たに追加・更新されたポイントにつきましては、「SEOコンサルタント.com-SEO最新情報サイト」というサイトの運営者さんが下記のページで解説されていますので、最新版の更新内容を知りたい方は、ぜひ参考にして下さい。

 

以上、E-A-Tの言葉の意味を解説しました。次のパートでは、E-A-Tの3要素について解説していきます。

 

E-A-Tの3要素

E-A-Tの3要素を個別に解説します。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

上記の順に解説します。

Expertise(専門性)

専門性とは、特定の分野に特化した内容・専門性を持って運営しているかどうかということです。専門性を持った人が記事を書くことで、より評価される傾向があります。

例えば、投資をテーマに記事を書くような場合、サイトの専門性が高く、執筆者も専門領域の経験者や知見を持っている方が執筆した記事は専門性が高いと判断されます。

  • 雑記ブログで数あるテーマの中の1つに「投資」があり、投資の素人が書く → 専門性が低い
  • 投資をテーマにサイトを運営しており、証券・投資銀行出身の方が記事を書く → 専門性が高い

 

Authoritativeness(権威性)

権威性とは、端的に言うと、

  • あの人が言うなら間違いない
  • このサイトに書かれている情報であれば間違いない

といったように、誰もが認めるような状態のことをいいます.

 

例えば、下記のように、

  • 飲食店の情報を調べる → 食べログ
  • 料理のレシピを調べる → クックパッド

ある特定の情報を調べるときに誰もが認めるサイトを「権威性があるサイト」として認められるようになります。

Trustworthiness(信頼性)

信頼性とは、専門性と権威性に通じる部分はありますが、多くの人から信頼を得ている状態のことをいいます。

例えば、下記サイトの場合、

  • 官公庁や教育機関、企業が運営しているサイト
  • 運営元をきちんと開示しているサイト
  • 匿名で誰が書いたのか分からないサイト

どのような情報元が信頼できるか?ということです。

恐らく、大半の方が、官公庁や教育機関、企業が運営しているサイト、運営元をきちんと開示しているサイトを信頼すると思います。

また、サイトの運用歴なども信頼性に繋がると言われています。

 

以上がE-A-Tの3要素となります。

 

SEO対策でE-A-Tが重要視される理由1つ

SEO対策でE-A-Tが重要視される理由は下記1つです。

  • E-A-Tが低いサイトは上位に表示されないため

上記のとおりです。

E-A-Tが低いサイトは上位に表示されないため

現在の検索アルゴリズムでは、E-A-Tが低いサイトは上位に表示されないようになっていますので、上位表示を実現させるには、E-A-Tを高めるサイト作りが必要になります。

E-A-Tが低いサイトが上位表示されない理由は、検索エンジンがユーザーに誤解や悪影響を与えるコンテンツの表示を避けるためです。

E-A-Tが低いサイトは上位に表示されなくなった背景

上位表示されなくなった背景は、過去においてE-A-Tが低い「低品質コンテンツが量産されたこと」が挙げられます。

代表的な例で最も有名なのが「WELQ(ウェルク)問題」です。

医療の専門家ではないライターがコンテンツを量産し、誤った情報が検索結果の上位に表示され、「上位に表示されている情報だから、信頼性が高そう」と誤解したユーザーが、間違った情報を鵜呑みにし、ユーザーに悪影響を与えかねないと非難が殺到しました。

間違った情報が検索結果の上位に表示されてしまうと、上位表示されているなら信頼性が高そうと思い込んでしまったユーザーに悪影響を与えかねません。

しかもWELQ問題の場合、医療分野の情報を大量に発信していたため、悪影響を及ぼす可能性も非常に大きいと考えられました。

 

このように、ユーザーの人生や将来に悪影響を与えかねないコンテンツを上位表示させないための対策の1つとして、専門家でもない信頼性の低いサイトは上位表示させないために、E-A-Tが導入されました。

 

なお、現在の検索エンジンは以前とは違ってGoogleの検索アルゴリズムも改良されており、信頼性の高い正しい情報が検索結果の上位に表示されるようになっています。

とはいえ、Googleの検索アルゴリズムも完璧ではありませんので、すべての検索結果でユーザーが求める情報を提供できているわけではありません。

信頼性の高いサイトやコンテンツだけを上位に表示するよう、定期的にアルゴリズムのアップデートが繰り返されています。

 

E-A-Tを最も求められるYMYLの領域

GoogleはE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を重要視していますが、YMYLに該当するジャンルを扱うサイトを特に重要視しています。

YMYLとは、Your Money Your Lifeの略語で「あなたのお金、あなたの人生」に影響を与える領域のことをいいます。

具体的な領域は下記のとおりです。

  • あなたのお金:金融・投資関係、不動産、税金など
  • あなたの人生:健康・病気・薬などの医療系、美容全般、法的サービスなど

上記の領域に対してGoogleはE-A-Tを重視しています。

詳しくは「【SEO】YMYLとは?避けるべき理由や上位表示のポイントを解説」をどうぞ。

YMYLでE-A-Tが重視される理由

YMYL領域は、お金や健康に関する領域なので、人の人生を左右しかねません。

例えば、病気にかかったり、体調がすぐれない時に検索品質で病気のことについて調べる場合。

  • 医師や病院が運営しているサイト
  • 専門家でもなく、誰が運営しているのか分からないサイト

どちらのサイトが信頼できるかと言うことです。

 

素人が聞きかじりで発信していふ情報なんて信頼できないですし、万が一、誤った情報が原因で悪影響を及ぼしてしまったら取り返しのつかない事になりかねません。

そのため、YMYL領域では特にE-A-Tを重視しており、E-A-Tが低いサイトは順位を下げたり、圏外に飛ばすなどして選別しているのです。

 

以上、E-A-Tを最も求められるYMYLの領域について解説しました。では、具体的に何をどうすれば、E-A-Tを高められるのでしょうか。

次のパートでは、E-A-Tの高め方のポイントについて解説していきます。

 

E-A-Tの高め方のポイント

E-A-Tの高め方のポイントを下記の順に解説していきます。

  • 専門性を高めるポイント
  • 権威性を高めるポイント
  • 信頼性を高めるポイント

上記の順に解説します。

専門性を高めるポイント

専門性を高めるポイントは下記のとおりです。

  • 1つのテーマに特化する
  • 1つのテーマを深掘する(網羅性を高める)
  • 専門家に取材・監修を受ける
  • 1次情報を提供する

権威性を高めるポイント

権威性を高めるポイントは下記のとおりです。

  • 執筆者情報を明記する
  • 権威性の高いサイトの情報を引用する
  • 権威性のあるサイトから被リンクを獲得する
  • 権威性のある人から監修を受ける

信頼性を高めるポイント

信頼性を高めるポイントは下記のとおりです。

  • 専門家として情報を発信する
  • 専門性の高い情報を引用する
  • 体験・経験したことを記事にする
  • オリジナリティのある記事を書く
  • 根拠を明記する
  • 常に最新情報を提供する

 

ちなみに、上記は基本的に努力目標であり、全てを満たさなくても問題ありません。

もちろん、全ての項目を満たすことが望ましいですが、難しいと思いますので、できるところから取り組めば良いと思います。

実際、筆者もできる範囲内でしかやってませんが、それでもいくつかの記事で上位表示ができています。

理想的な方法はブランディングを高めて認知されること

E-A-Tを高める理想的な方法は、ブランディングを高めて認知されることです。

具体的には下記のように、「〇〇の情報は〇〇が情報の信頼性が高い」といったように、ユーザーや読者からのブランディングを高めることです。

  • 〇〇というサイト(ブログ)は自分の知りたいことが詳しく書かれている。
  • 〇〇というサイト(ブログ)は特定ジャンルの複数の専門家が運営しているので情報の信頼性が高い。
  • 〇〇さんが書いた〇〇のジャンルの記事は情報の信頼性が高い。

 

ちなみに、ブランディングを高めるには、

  • ブランド名の検索(指名検索)
  • SNSのいいね・シェア
  • 被リンクの獲得
  • サイテーション(引用・言及)の獲得

などの方法があります。

ブランディングを高まれば、必然的にE-A-Tも高まるようになります。

サイテーションとは、直訳すると「引用・言及」という意味です。
サイト(ブログ)名や名前がブログ等に書かれる(言及される)ことで、被リンクを受けなくてもSEO効果があると言われています。

 

ちなみに、E-A-Tを高める方法については、SEOコンサルタントで有名な「おおきさん」が、Twitterで非常に分かりやすく言及されています。

上記にも記載されているとおり、被リンクやSNS、サイテーションの獲得との言及があります。

これらはWeb上でブランディングを高める上で、需要な要素となります。

専門性は必ずしもプロフェッショナルである必要はない

「専門性」というと、プロフェッショナルである必要があるのでは?と思われる方がいるかもしれませんが、必ずしもそのようなことはありません。

検索品質評価ガイドラインにも記載されているとおり、国家資格は必要ありませんし、何らかのプロフェッショナルである必要もありません。

趣味の延長線上や、得意な事の延長線上で全く問題無いのです。

プロ並みに詳しければ、E-A-Tを高めることは可能です。

 

このことについて、先程紹介した「おおきさん」が以下の記事で詳しく解説されていますので、さらに詳しく知りたいという方は、おおきさんの記事を参考にしてください。

参考リンクYMYLとE-A-TとSEO攻略方法 | SEO対策の森

 

まとめ

以上、E-A-Tの言葉の意味や、SEOで重要視される理由と高め方のポイントを解説しました。

検索エンジンに評価されるコンテンツを作るには、E-A-Tを意識したコンテンツ作りを行うことが重要ですが、最も大事な事は検索エンジン対策に集中するのではなく、「ユーザーに役立つ事を第一に考えたサイト作りに集中すること」だと思います。

なぜなら、Googleが掲げる10の事実の一番最初に、以下のように書かれているからです。

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

出典:Google – Google が掲げる 10 の事実

E-A-Tを高める努力はもちろん、ユーザーに役立つ事を第一に考えながらコンテンツを作ることが上位表示の近道と言えます。

 

 

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